日本の子どもの自尊感情の低下が指摘されています。
その自尊感情の低下、つまり自己肯定感の低さは何が原因しているのでしょうか?
スマホやインターネット環境の変化だけでなく、親から受ける影響もあります。
▶ 親の自己肯定感が低いと、子どもの自己肯定感も低くなる!?
子どもたちは幼少期に、親が自分をどう見ているかで、自分自身の価値を推し量ります。
もし、親の自己肯定感が低いと、子どもにもその影響が及び、子どもの自己肯定感が低くなります。
また、親の抑うつ度が高いと子どもの抑うつ度も高くなります。
例えば、「何で〇〇しないの」、「昨日も言ったでしょ」、「〇〇ちゃんはできるのに」などと否定的なメッセージを送り続けると、「できない(ダメ)なのは自分が悪いからだ」と思い込むようになり、自己肯定感が低くなります。
敏感な子どもは自分のアイデンティティーを確立するより、親や他人の気持ちを尊重する傾向があり、自己肯定感の低さも深刻になります。
自己肯定感の低い子どもが親になり、子育てをするようになると、そのまま子どもに投影してしまいます。
自分の子どもの頃に、口やかましく注意された、失敗を責められた、罰を与えられた、などの経験がよみがえり、自分の子どもに同じようなことをしてしまいます。
勉強ができて、親の言うこともよく聞く子どもでも、「自信がない、できない」といった自己肯定感の低さが気になりませんか?
もしそうなら、親が自尊感情を低下させるような接し方をしていないか振り返ってみてください。
子どもの問題行動に着目するだけでなく、それを取り巻く親の問題を改善することも必要と考えます。
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