ティータイムや眠い時に飲むイメージのあるコーヒー。
今回は、そのカフェイン量や、カフェイン摂取による「睡眠障害」について紹介します。
寝る前はおろか、床に就く6時間前であっても、カフェインを含むコーヒーやお茶を飲むと、睡眠に障害が起きます。
その影響は睡眠時間が短くなるだけでなく、睡眠の深さにも影響を及ぼすようです。
睡眠時間はとれているのに、すっきりしないという方はカフェインの摂り方を見直してみてください。
カフェインの「半減期」は5~8時間とされています。
「半減期」を簡単に解説すると、5~8時間過ぎた後でも体内に摂取量の半分のカフェインが存在している、ということです。
そこで、カフェインに門限を設けるなら・・・午後2時!!!
参考)
ネット上に掲載されている飲み物中のカフェイン含量をピックアップしました。
種 類 100 mLあたりの含量
玉 露 120 mg
コーヒー(レギュラー) 90 mg
コーヒー(インスタント) 45 mg
紅 茶 20 mg
烏 龍 茶 20 mg
緑 茶 20 mg
抹 茶 30 mg
コ コ ア 30 mg
カフェインの危険摂取量は1日あたり250mg以上、早い時間であっても摂り過ぎにはご注意ください。
カフェインをうまく取り入れれば仕事中の眠気にも効果があります!
しかし、甘い缶コーヒーを飲んでがんばろうと思った途端、強烈な眠気に襲われることはありませんか?
缶コーヒーの中に含まれる大量の砂糖が原因です。
大量の砂糖を摂った時、血糖値は一気に上昇します。
人の体の中では、上がりすぎた血糖値を下げるために、血糖値を下げるインスリンが働き始めます。
すると、血糖値は一気に急降下し、軽度の低血糖状態を招きます。
この血糖値の乱高下によって、強烈な眠気に襲われるのです。
缶コーヒーは 砂糖の入っていないものをお勧めします。
1本あたり200mgほどカフェインを含むものがありますので、飲みすぎには注意してください。
カフェインは人を元気にさせる反面、摂り方を誤ると睡眠障害を招く恐れがあります。
もしも、カフェインをたくさん摂っている方で睡眠障害のある方は、午後2時以降のカフェインを控えてみてください。
参考)
ショーン・スティーブンソン 著、花塚恵 訳『SLEEP』(ダイヤモンド社、2017年)より
※旧ホームページに2017年に掲載したものを編集しました。
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